カテゴリー「発見・気づき」の記事

2011年12月 3日 (土)

わたしの「キャリア・アンカー」は?
自分が何者かと悩んだら

Photo グロービスの授業で紹介のあった「キャリアアンカー」
MITのエドガー・G・シャイン教授(組織開発=OD=オーガニゼーションディベロップメント、キャリア開発、組織文化の分野で、支援や補助を提供するさまざまな専門職の発展にも貢献)の研究に依って開発されました。

キャリアアンカーとは、一言でいうと、自分のキャリア、職業人生において最も拠り所となる考え方、価値観です。
アンカーとは「錨(いかり)」です、船が港から動いていってしまわないように固定するあの錨のことです。

キャリアアンカーは、以下の通り全部で8つあります。

● 専門・職能別コンピタンス
● 全般管理コンピタンス
● 自律・独立
● 保障・安定
● 起業家的創造性
● 奉仕・社会貢献
● 純粋な挑戦
● 生活様式

自分のキャリアアンカーとは何か?気になりますよね。

この本に40の問いがあり、それにこたえて集計する「自己分析」と「パートナーとの対話(対話用レシピあり)」から分析する2つの分析手法により、自分のキャリアアンカーを導き出します。

自己分析の結果、私は「奉仕・社会貢献」でした。
基本的にはアンカーは1つと言われています。その内容を読むと恐ろしいほど自分の価値観と合致していました。

どのような仕事のやり方を好み、報酬はどうあるべきか、昇進や承認・理解など他者からどのように見られたいのかも非常に自分の考え方・価値観に近かったです。

例えば、「正義や価値観に帰属しており、組織に対する忠誠心が薄い」など(笑)。ちなみに、私の口ぐせは、「会社に属しているというよりは、社会に属している」です。また、自分が認めた人に評価されたり、共感を得ることを重要と認識し喜びを感じるようです。(これも、本当に私そのものです。爆!)

自分の進路を考えたり、岐路に立ち意思決定をしなくてはいけないときなどに、自分を内省することができるためとても役に立ちそうです。

2011年5月 7日 (土)

自分の本が発売されて、2週間

Photo_2自分が書いた本が発売されてから、2週間たちました。

もともとネットで連載していたマーケティング啓蒙マンガ「Webマーケッター瞳」の連載終了後に、本にしませんか、とオファーを頂いたことがきっかけでした。
当初は書けるかどうか不安でしたが、やるからには!と、過去15年を完全に棚卸し。おかげで自分では納得のいくものに仕上がったと思っています。

とはいえ!周囲の評判は気になりますよね。。。

翌週Amazonのマーケ・セールス部門で3日間ほど1位でした。ここで、かなり大喜び、しかし!

連休手前でAmazon在庫切れとなり、それと相俟って在庫補充が遅れ、他チャネル(ツタヤオンライン、楽天など)を積極案内しAmazonの順位は下がり、現在5位~10位の間です。
自分の会社がTSUTAYAなので、公にはツタヤオンラインを案内しますが、そうは言ってもAmazonランキングが今や世間のメジャメントなので難しいところです。。

ご存知ブクログでは、現在評価平均は現在4.33点!引き続き頑張ります~。

定性情報は、ちょっと勇気が要りましたが、ネットでひたすら「マンガでわかるWebマーケティング」、「Webマーケッター瞳」と入力してググッてみて各所での評判をひととおり拾いました。

総じて評判がよかったので、本当に嬉しかったです。

「良書」 「経験に基づいた的確な解説」 「初心者というよりも現役の担当者やコンサルに薦めたい」 「キャリアの話があり他には無いアプローチ」 「トラブルの章の話が勉強になる」

など、受け手によって様々な反応があることを現実の手応えとして実感し、大変興味深かったです。

ただ、各リアル企業のマネジメント層に読んでもらうには至っていないことが継続した課題です。やっぱり、上の人にわかっていてもらわないと事が進まないですからね。。

いいお知恵お持ちの方、是非ともそのお力をお貸しください!!

なお、以下は、ブログでご紹介頂いた記事の紹介です。
(★自分も書いたよ!という方は是非ご連絡頂けますか)

●良書、Webマーケティングど真ん中のヒトやコンサルにも読んで欲しい。
 アナグラム株式会社 代表取締役 阿部 圭司(あべ けいじ)さんブログ

博報堂DYMPの勝野局長ブログ。異動者教育に活用のご様子

●経験者で現場をよく知っているので、解説が的確、キャリアアップの話もあって他には無いアプローチ。コトハネさんブログ

●いつも超辛口の衣袋さん にしては、やさしめwww。

マーケッター尚美さんブログ。本書のお薦めユーザーセグメントの紹介つき。

某紙の副編集長さん のブログ。日本にCMOがいないくだりに注目頂いた!

第2次モーメントブログ

●読書メーター 海老庵さん

2010年11月 9日 (火)

Webマーケッターの瞳とMBA社会人学生からみた
『Jam Media Session in Tokyo』(4)
いよいよ王者、Apple

5日(金)夜の、大柴さんのセッションレポの続きです。
伝えたいことが盛りだくさんだったので、ついに(4)になってしまいました。
今回は、「王者、Apple」です。

ある意味、Appleのネタは、常にどこでも取り上げられるので、「ここでもAppleは外せないかぁ~」と思ったのは事実です。でも、やっぱり、Appleって凄いです、と言わざるを得ません。

タイムリーなことに、Appleは最近「Marketer of the Decade」としての栄誉を受けたそうです。
詳細は、AdvertisingAgeのサイトで確認頂きたいのですが、この栄誉を私なりに意訳すると、

「この10年間、非常に影響力のあるビジネス展開で、際立ったブランド、強い忠誠心の顧客基盤を、永続的に持ち続けた企業」

ということではないでしょうか。

大柴さんからは、いくつかのAppleの動画を見せて頂きました。

Apple_1984_3

超有名な古典的、伝説的なMacのCMです。

1984年、もはや30年近く前のCMです。巨人IBMに立ち向かうMacの姿勢に、畏怖を感じる動画です。

実は、この動画の超有名伝説は知っていたのですが、初めて見ました。いまや、ほぼ病みつきです。
http://www.youtube.com/watch?v=OYecfV3ubP8

また、自分たちはカルチャーを作っているのだ、というAppleの信念がうまく表現されたこの「think fifferent」。時代を超えた各国の著名人が登場します。
http://www.youtube.com/watch?v=jULUGHJCCj4

特に印象的だった動画の紹介は、この2つです。

これだけの影響力をもったApple。

「広告主と広告代理店の、長期的な関係がビジネスの成功をもたらす説」が、あてはまっているようです。(広告代理店さんにとっては朗報ですねwww)
というのも、1984年以来、同じエージェンシーTBWAと仕事をしているとのこと。Jobsが追い出された時だけ外れたそうですが、Jobsの復帰後は以来復活しているそうです。

ちなみに、私にとっての初めてのパソコンは、90年代中期のMacでした。マシンを超越した生き物的な雰囲気のMacの、有機的なインタフェースや操作スタイルは非常に好みでした。

Appleにはこれからも、私たちをどんどん驚かし続けて欲しいと思ったものでした。(なんか、優等生かしら??)

2010年11月 8日 (月)

Webマーケッターの瞳とMBA社会人学生からみた
『Jam Media Session in Tokyo』(3)
デジタルサイネージ

http://www.monstermedia.net/portfolio.php?id=2915日(金)夜の、大柴さんのセッションレポの続きです。
伝えたいことが盛りだくさん。(3)は、「デジタルサイネージ」です。

事例映像をふんだんに使いながら、最近の海外のデジタルサイネージ事情についてお話頂きました。

Ny_3

NY、ボストン、シカゴの人通りの多い町で実施された、Monday Night Footballと人々のエンゲージメントを目的とした広告。画面にタッチして、画面の中の、クォーターバックとプレイして、「フルボディのレスポンス、リアルタイム、インタラクティブ」を体感できるものです。

要は、道路に面した大きなディスプレイが、タッチパネルになった公開ゲーム。でも、「こういう体験もこれまで無かった!」という意味での意義があるんでしょうね。
http://www.monstermedia.net/portfolio.php?id=291

ゼロックスによる、12の主要空港でインタラクティブにマリオットホテルでのホテルライフをバーチャル体験できる、サイネージの展開事例。空港とホテルという親和性がなんかお洒落ですね。
http://www.monstermedia.net/portfolio.php?id=361

Photo

オマケ的な紹介は、ミラノでの「リアルの人間によるビルボード」です。ある意味、インタラクションのあるユーザーとの接触において、「人間に勝るものは無い」というアンチテーゼです。
バスの側面にくっついた男性、、、凄過ぎです。
http://theinspirationroom.com/daily/2010/ing-direct-human-billboards/

また、デジタルサイネージ編の結びとして、今の米国における「4つのスクリーン」の話。pc/テレビ/モバイル/デジタルサイネージの、この4つがユーザーとの接触ポイントとして認識されているということ。つまり、ユーザーと接触する重要なポイントとして、デジタルサイネージの存在や影響が大きくなり、その立ち位置を築きつつあるということを仰ってました。

確かに、最近、行く先々で増えてきたなあと思っていたので、いいタイミングで世界の好事例を見ることができました。

そして、ここで残念に思ったのは、日本のデジタルサイネージは確かに増えてきてるけど、既存の「モニター」との違いがあまり分からないものが多いということ。なんか、単にポスターの替わり?紙の貼り替えが無くていいですね、的な印象どまりです。

海外のいい事例を見ると、コンテンツパワーにより、デジタルサイネージの力を知らしめることに成功しているような気がします。(特に、好事例を見たから実感したのかもですけど)

日本のデジタルサイネージはまだまだだなあ、ということを実感した「デジタルサイネージ編」でした。

オマケ:今回紹介されたデジタルサイネージは、アクションに対しての反応があって、ユーザーとインタラクションなやり取りがあるものでした。ターゲテイングされるようになると、まるで「マイノリティレポート」の世界ですね。(ヤだなぁ。。)

2010年11月 7日 (日)

Webマーケッターの瞳とMBA社会人学生からみた
『Jam Media Session in Tokyo』(2)
Gap/facebook

5日(金)夜の、大柴さんのセッションレポの続きです。
(1)は総括から始めたので、この(2)でやっと本編に入ります。

(私、不覚にも20分ほど遅れて入室しました。勿体無い、、)

ちょうど到着したとき、「GAP」がロゴを変えてファンから総スカンを受けた、例の1件の最中でした。

Gap

「勝手にしょぼいロゴに変えて、どういうつもり?」と、ファンの声。
本来であれば、ロゴは企業のものだから、企業側の判断だけで実施しても問題は無い筈。

でも、今回のGAPの件は、大騒動になってしまいました。

なぜでしょう?それは、それだけGAPのブランドが「実は、立ってた(強かった)」ということです。(業績が悪かろうとも)

「ウォルマートがロゴ変えて問題になる?ならないですよね。そういうことです」ブランドの価値は、企業にあるのではなく市場(=人々)に属するのです」(by大柴さん)


これは、方法論も発達しコミュニケーションのパラダイムシフトが、起こった好事例といえます。

次、例の話題の映画、facebook誕生秘(?)話の「ソーシャルネットワーク」。来年、絶対見ようと思っている映画なので、ネタばれしない程度にお願いします、と大柴さんに自席からお伝えしました(www)。

Photo_5

個人的に最も刺さった大柴さんの言葉は

「この映画の面白さは、ハーバードとシリコンバレーの違いが明確なところ」

ファッション、話し方、行動、スタイルなど全てにおいてコントラストがハッキリしているそうです。知り合いに、ハーバード卒もスタンフォード卒もいるので、このトップ2の動向はどうも気になります。

そして、もう1つの大柴さんの言葉は、「facebookがブレイクするか?⇒しないと思う」です。

実は、最近になって、ようやくfacebookを再開(登録自体は3年前)してプロフィールの最新化をしたり、1日に1回は見るようになったりしていた矢先でした。それで、ちょっと動向が気になってます。よって、この映画の公開も楽しみです。

で、facebook、本当にブレイクしないままなのでしょうか???

※映画は公開前ですが(公開は2011年1月15日)、映画.comにおいて、レビュー件数は少ないものの、「濃い、高い評価」のレビューが既に上がってます。

※写真上は、問題になったGapの「しょぼい」と言われたロゴです。写真下は、映画「ソーシャルネットワーク」の1シーン。

2010年11月 6日 (土)

Webマーケッターの瞳とMBA社会人学生からみた
『Jam Media Session in Tokyo』(1)総括

昨日の、大柴ひさみさんの「Jam Media Session in Tokyo」を振り返ります。

Photo_2

現在の私の、マーケティング、特にB2B、特にネット寄りのドメインとは異なる広告系マーケティング、しかもアメリカの事例をふんだんに交えたセッションだったので、非常にいい刺激になりました。(普段食べないものを食べたら、「美味しかった!これからも時々食べようと思った」という感覚)
参加している方も、質疑応答の内容から判断して、大小の広告代理店の方がほとんどだった模様です。
というワケで、敢えて「Webマーケッターの瞳とMBA社会人学生からみた、『Jam Media Session in Tokyo』」と題して、昨日の学びと所感をざっくりとまとめたいと思います。
先に、総括的な話です。
最後の質疑応答のときの、私の質問に対する大柴さんのこたえが、とても印象的でした。
私から:
「米国の企業における、Webマーケティングの位置づけ、経営層の理解はどの程度でしょうか(日本でのWebマーケが、経営層や上層部の理解を得るために苦労している背景を伝えたうえでの質問です)」。
それに対して、大柴さん:
「米国企業では、経営陣が自らSNSを使って数々のプロモーション展開を普通にやっていて、経営者がWebを理解していない、ということは無い」「そもそも、『ウェッブマーケティング』なんて言わない、Webだけ特別視もしていない、「ウェッブマーケテインング」なんて言うのは日本ぐらいでは」
この一言です。
なるほど、「Webマーケテインング」と、わざわざ別途切り出して扱うというその行為に、「珍しい」とか「新しい」もので、まだまだ企業に根付いていないイメージがありますね。
あともうひとつ。
自分が常に費用対効果を横目に仕事をしているので、思うのですが、広告系の話って、常に、「いくら使った、いくらかけた」「●●●●人とコミュニケーションが取れました」という表現が多いと感じます。
それが、多いこと自体は別に問題ではなく、投資対効果などのマネタイズの要素がもっとあれば、その取り組みや案件の価値をより具体的にイメージできるのになあ、という所感です。元々、そういうスタイルであり、販促とはアプローチや目的が異なるから(と、言ってるのを聞いたことがある)からなのかもしれませんが。
でも、経営陣からはおそらく求められる要素だし、マーケッターは常にそれを意識したうえで、施策を実施していくことを要求されるだろうと思います。
各テーマのご紹介は、(2)以降にて。
*写真は勿論、大柴ひさみさん。

2010年8月 8日 (日)

Twitterは価値観の繋がり重視で
基本、タイムラインが好きなんです

Twitter_2

Twitterをどう使う、活用するのか?は個人個人で全く違っていても、いい、というかそれで当たり前と思います。

ちなみに、私は、自分と価値観や考え方が近そうな人と繋がりたいな、と思って使っていて、本当にそうなっています

だから、Twitterが本当に面白いと思って使っていますし、まだまだいろいろな可能性を感じてもいます。

具体的につながった成果(?)、人としては、以下の通りです。

  • Twitterで知り合って講演の話を頂いたり(私の、キャリアや考えに共感を頂いたのだと)

  • 友人や知人とTwitterによって再会したり(類は友を呼ぶ、の法則がここに)

  • 何かあったら会いたい、とか、相談してみたい、という人が既にマイリストにたくさん

いずれも、仕事、マーケティング、経営、人生、食べ物とお酒など、自分にとってビットが立っていることを話題にして楽しく会話ができそう、意見交換ができそう、時に、一緒に何かをやれそうな人。または、そういう情報を発信している人です。

Twitter活用のための、「具体的なTwitterの特徴的な使い方」が自分には明確にあります。ま、あくまで、私と同じような目的達成のためのTwitter活用術です。でも、地道に続ければ100%に近い確率で達成可能です。

  • フォローがえしは様子をみて、RTされたら即フォロー

(フォロー頂いた場合、嬉しいことですが、なぜ、この人が私をフォローするのだろう、と素朴な疑問があるので、速攻フォローがえしはしていません。でも、私の発言にRT頂いたりしたら、それは、自分に対する何らかの共感の表れと思うので、即フォローさせて頂いてます)

  • 超有名人の人、フォローするかどうか迷い中の人はリスト化してチェック

(基本、タイムラインが好きなんです。むやみやたらにフォローすると、タイムラインが大変なことになってしまい読みきれません。まあ、読み切るつもりでなどTwitter見てはいませんが、、、)

  • @murakami_kayo には、なるべく100%反応。

(でも、あまりに忙しいときはできないので、遅れて反応します)

  • 自らの単独フォローのときは、面白そうかも、と思った人をフォローします。

(凄い当たり前ですね、、)

こんな感じでTwitterやってます。

2009年10月 3日 (土)

いつの頃からか
Googleで季節感を感じるように、、、

Photo今日がお月見だったとは、、、、、

すっかり忘れていました。忘れてたというか、知らなかった、に近い。。

が、Googleがそれを教えてくれました。

いつの頃からか(なんとなく体感的に4年前ぐらい?)、Googleによって季節の行事や「今日は何の日」を知るようになりました。

そう思っている人も少なくないのではないでしょうか。

(このウサギさんとお月さまカワイイですねーw)

2009年9月30日 (水)

ロンドンでも、、スタバ強し
そして、マックはポップでノリノリだった!
おまけ

Photo_5 ロンドンのマックの番外編です。おもしろかったので、写真に撮りました。旦那さま曰く、コーヒーを2つ、と頼んだだけなのに、問答無用にこれだけの砂糖とミルクがトレイに置かれたそうです。。

デフォルトでこれだけの量を消費するんだろか、、

ロンドンでも、、スタバ強し
そして、マックはポップでノリノリだった!

Photoいやー、スタバがロンドンでもこんなに強い、というか強くなっていたとは思ってませんでした。7年前にロンドンにきたときは・・・・あったっけかな?という印象だったのでスタバの進出力の強さに本当に驚きました。

私たちが行った先を中心とした話となりますが、スタバの方がマックよりも出現頻度が多かったです。

まず例えば、シティ周辺のビジネス街は(エリートビジネスマンとウーマンを見に行った!格好いいスーツ姿の男女を見に行くなら断然シティですね)、マック1店舗でしたがスタバはなんと3店舗。ま、ビジネスユースでの用途があるからかどうかですが他にもカフェの数は目だって多かったですが、同じコーヒーショップが徒歩10分圏内に3店舗あるスタバさんはご立派!です。

テムズ川近くのエンバンカメント駅周辺でくたびれてちょっとコーヒーでもと思って入ったのはスタバ。他にコーヒーが飲めそうなところがなかったんです。ちなみに、この駅に来る途中トラファルガー広場から歩いているときはスタバとマックを両方見かけけましたが。

ちなみに一番上の写真はピカデリーサーカス駅近くのリージェントStのスタバの「本日のコーヒー」と「チョコレートケーキ」です。日本でみるものとあまり違いは無いですよね。サービス水準もほぼ同じ印象で「スタバスタンダード」を実感しました。

Photo_2 一方、マックは元々世界中にある、という印象なので今さらどこにあっても驚きませんが、ロンドンのマックの店内がとってもポップなのに驚きました。何かを思い出す、、、そうオースティンパワーズです。2番目と3番目の写真がそれです。いいでしょー、私はスゴイ気に入りました。

それから、日本では大人気の「100円プレミアムローストコーヒー」は全くどこにも見当たらず、そのかわりに「6杯飲んだら7杯目が無料!」というキャンペーンを展開していました。私たちが行ったフィンチリーロード、シティ、イーリングコモンいずれのマックでも展開していたので、少なくともロンドン全店規模でやっているのではないかと推測されます。(事実かどうかは調べてないのであしからず)

4番目の写真がマックのコーヒーキャンペーン本体実物です。この切り取り?みたいなものを6枚地道に集める、という非常にスタンダードなやり方です。保守的な国向きなんでしょうかね、、、キャンペーンの成否は知りませんが。滞在中に集めて7杯目をタダで頂こう!と思いましたが、残念、、達成ならず。。

そんなこんなで、2大コーヒーショップのロンドンでの展開から、海外または新しい地域に進出するマーケティンPhoto_3 グプランには大きく2つありそうだ、ということがわかりました。というか、ある意味以前からあるやり方ですけど。それを体で再認識しました。地元地域に合わせたやり方を展開するか、または、自らのやり方を変えずに貫くか、だけの違いです。

スタバは、「おいしいコーヒーとフレンドリーな接客、そして寛げる店内」というどこでも貫ける普遍的な信条がベースにあるので、ある意味それに添って展開すればどこでもやっていける、という自信があったのでしょう。

一方マックは、「ロンドンのマックはこれ!」といった「市場(顧客)に合わせたサービスの提供を徹底している」のでしょう。常に何かしらのキャンペーンを季節に応じて、時にスペシャル的に投入、と「マックは今何やってるの?」と言われるぐらいマーケティング上級会社のイメージがあります。凡庸なアプローチではマックらしくないというマックの矜持を感じます。

Photo_4