カテゴリー「骨太読書メモ」の記事

2012年5月21日 (月)

ジョブスのiPodを
MBAのクラスで扱うとこうなる

2001firstipodstevejobs 先日の大学院のクラスで、『iPod(2001年発売)』がなぜマネタイズに成功し、さらに収益を拡大させることができたのかをいくつかのフレームワークで切って分析し、議論したのですが非常に面白かったです。

詳細なフレームワークはここでの掲載は割愛させて頂きますが(グロービスへ行こう!?)、単純にiPodの成功を追うというよりも、新テクノロジーが社会と企業と人々にもたらすパラダイムシフトをどう捉えて、永続的に価値あるビジネスを生み出せるかを議論しました。

下記は私の見解です。

●ナップスターのもたらした社会への影響

全てのデジタル化されたコンテンツはそれが仮に違法であったとしても、インターネット環境とPCがあればそのコンテンツの本来の所有者や著作権者と何ら金銭的繋がりを持つこと無く、個人ユーザーと個人ユーザーとの間で直接取引が出来る事実を世の中全体が認識したこと。

そして、その後のデジタルコンテンツ流通ビジネスを考えるうえでの起点となった。

●iPod(Apple)がもたらしたビジネス界への影響と、収益化の理由

『高いハード(iPod 399ドル)と安価なソフト(1曲 0.99ドル)』という、かつて多くの企業が成功してきた『安いハード(時に無料のハード)+運用課金チャリンチャリン』を、完全に根本的に変えた発想。

当時のソニーコンピュータエンタテインメントがゲーム端末のPS2/3でほとんど儲けておらず、大量のゲームソフトの権利で儲けていたことも有名な話しですが、ソニーがApple型の発想にいけなかった理由であり、まさしく、成功体験が足かせとなったのかと思われます。
またグループ内で音楽コンテンツを抱えているということも、グループ会社内で利益相反をかかえてしまうため、いきなり1曲100円にすることも組織的に厳しかったのかもしれません。

そんな中、ずっと家に置いてあった「スティーブ・ジョブス ~偶像復活~ビジネス史上最も偉大な第2幕」(原題 icon Steve Jobs)を、まだ読んでいなかったので今さらあらためてざっと読みました。
有名な本なので、多数ご存じと思いますが、90年後半にジョブスがアップル社に戻ってから2004年ごろまでを書いた本です。

第11章が「iPod、iTunes、故に我あり」と、ちょうこのクラスで扱ったところです。

冒頭シーンで、音楽コンテンツダウンロード市場に無限の可能性があるのに、MP3プレイヤーがさっぱり売れていない実態を、ジョブスが「既存のMP3プレイヤーを見ると、家電メーカーがソフト面を理解していないことがよくわかる」とバッサリ切って、自分ならできるという自信を見せています。

そして、ナップスターなどの登場による音楽業界からのインターネットテクノロジーへの不信から、iPod開発の裏話、高いハード価格設定情熱的なジョブスの音楽レーベルへの提案と説得などはなかなか興味が尽きませんでした。

RIAAのローゼン会長も下記のように述べていますが、音楽という商品を『全く新しい方法でどうやって売るかをとことん考えた』のが、ジョブスだったのかと思います
「テクノロジーの人々にとって音楽はソフトウェアに過ぎません。でも、スティーブは熱狂的な音楽ファンでした。これは音楽業界の人々にとって大きな意味がありました」

ジョブスだから、と言ってしまえばそれまでで思考停止を招きます。ジョブスが何をしたのか、なぜそうしたのかを追跡し分析するところにこの議論のカギがありました。

2012年4月13日 (金)

6年ぶりの「ウェブ進化論」
世の中変わっちゃいない!

Photo_2大学院のネットビジネスのクラスで『ウェブ進化論』が推奨本なので、実に6年ぶりに読みました。

初めて『ウェブ進化論』を手にしたのは、出版されてすぐの2006年、いまから6年前でした。

当時は、「あちら側(インターネット側)」「こちら側(リアル側、PC端末側)」という新しい表現に対して、「うまいこと言うな~」と梅田氏のテクニックに妙に感心しました。

ちょっとGoogle礼賛過ぎるところが気になりましたが、ネットがもたらすパラダイムシフトについての表現はリアルでわかりやすいなと思って読んでました。

そして、6年を経た感想は、結局、世の中はあまり変わっていない。むしろ、「あちら側指向」と「こちら側指向」の人たちの格差が拡がっているのではないかという問題意識が起こりました。

例えば、「あちら側指向」の代表格としての若年層。生まれたときからネットがあるというデジタルネイティブたち。
その逆の、いまだ「こちら側指向」、特に日本のエスタブリッシュメント層の人たち大企業の中高年以上は、オモテ向きはSNSだなんだと言ってみても自分でもやっていないし学習する気がないような人たちがいまだ多いという印象です。(私の周囲だけ?)

あと、最近特に「あちら側」のテクノロジーの進化を実感しやすいツールが、やはりSNS系だと思いますが、、
facebook/Twitter/Blogは言うまでもなく、DropBox/Flicker/Youtubeなどの共有系Skypeでのグループ対話(敢えて会話の共有と言いたい)は個人的には無くてはならないものです。
毎年、よくぞこんなに機能進化するなと感心します。まさにムーアの法則を実感します。(18か月毎に倍になるという厳密性はありません、すみません)

でも私が他にいつも感じている、「あちら側」と「こちら側」の格差問題があります。
「大企業中高年(要は、学習しなくなったおじさん、おばさん)vs若年層(デジタルネイティブ)」という構図ではなく、「大企業依存精神系vs個人独立精神系」の構図です。

もっとわかりやすく本書にかいてあった言葉を借りると「いったん属した組織を一度も辞めたことの無い人たち(辞めるつもりもない)」と、「会社の中の自分より、社会の中の自分を意識している人たち(村上オリジナル)」のリテラシーがそのまま、「あちら側」リテラシーの高低とリンクしているように感じることです。勿論、例外はいると思いますが。

会社中心生活の人の場合、いまどき勿論PCは使うのでデジタル格差や、アプリケーションが使えないということはあまり無いのですうが、会社で使うソフトウェアやグループウェア依存型の人が多いので、社外の人との情報共有や交換の必要性を感じず、facebookのグループ機能、GoogleドキュメントやDropBoxでのファイル共有、ブログを通じて友人が出来ることや仕事がくることを話すと私がまるで「宇宙人」「知らない人」であるかのように見られるのです。

ま、使わなくても不便が無いからなんだとは思いますが、、、「あちら側リテラシー格差」を感じます。
無理にその格差を埋めろとは言いませんが、いずれその「あちら側」利用体験からもたらされる経験の貯金の残高の差が最大限に開く頃に、社会において生きる術、お金の稼ぎ方で決定的な違いが生じるような気がします。ま、こんなことを言っても私もヘンな目で見られそうなのでその人たちには言いませんが、、、

な~んてことを、6年ぶりにこの本を読んで、ある意味何も変わっちゃいない、と思ったのが正直な感想です。

それは、この本に書かれていることが全く陳腐化していない証拠だとも思いました。
実に、「学習しなくなったと言われているおじさん世代の人たち」にこそ読んで欲しい本です。

2012年2月22日 (水)

面白すぎるNewsweek2月22日号
『facebookの落とし穴』3つの記事(4/4)
今回のIPOについてちょっとだけ

Nw3今年IPOするので、何かと世間を騒がせているfacebookとZuckerbergですが、あの95年のNetscapeのIPOと似たような空気を感じる気がするのは私だけでしょうか。

勿論、過去にはじけたネットバブルと同じ顛末を避けたいと皆が思うでしょうし、Netscapeの当時の商品はブラウザで毎年のようにシェアが70%も変わるような製品であったこととfacebookの商品のそれは違います。同じ土俵で比較はできません。

が、しかし。

短期的には、facebookの1,000億ドルの資金調達の大成功は目に見えていますが、、、中長期で考えた場合、同社の主力商品がよりコントロールが難しい、人間たちの情報であるfacebookの事業成長や市場価値には未知数が多過ぎると懸念しています。

人間は本当に飽きっぽいです、私も今はfacebookをよく使ってますが先のことはなんともわかりません。

2012年2月21日 (火)

面白すぎるNewsweek2月22日号
『facebookの落とし穴』3つの記事(3/4)

Nw25 そして、三つめの記事は、「『邪悪』なGoogleの巻き返し戦略」です。

Googleが新しく打ち出し、3月から適用される同社の60超のサービスでユーザー関連情報を共有する方針に対して邪悪化の傾向にあるとしています。より、facebookの動きを意識した方針にフォーカスしているわけですね。

同社のメッセージも、同社の方針が気に入らない場合は、使用しなければよいという、タフで悪びれないPageらしさが出ているそうです。

ま、しかし若干同社を擁護すると、facebookにユーザー情報の共有を長いこと要請するも拒まれ続けてきたことに嫌気が差したからとのこと。

新たにネットワークを構築し、米国検索市場で3分の2を占める圧倒的優位を利用したGoogle+を売り込むというわけ。そっちがその気なら、というよくある喧嘩上等のパターンです。

好むと好まざるとに関わらず、Googleに残された道はこれしかなかった。これが功を奏するかどうかはまだわからない、と同氏も結果を占うことを避けた恰好。 (4/4へ)

2012年2月20日 (月)

面白すぎるNewsweek2月22日号
『facebookの落とし穴』3つの記事(2/4)

Nw2 二つめの記事は、同氏の「君を丸裸にするfacebookの世界へようこそ」。

ここでは、facebookにうっかり載せた写真、コメントした行為により、辞職する羽目になったり、離婚したりといった最近よく聞く話がたくさんですが、、

むしろ、着眼点として面白かったのはfacebookが「円形刑務所」化しているという話や、個人情報という金脈をあてた鉱山会社に例えているところ、そしてZuckerbergの不信度の高まりです。

円形刑務所とは、18世紀イギリスの哲学者ジェレミー・ベンサムが考案したもので、円形の敷地の中央に高い監視塔が立っていて、看守は気づかれずにいつでも360度監視できる、という刑務所のこと。

facebookの新しいタイムライン機能や自動的な情報共有アプリをまさに円形刑務所と同氏は言います。

また、保有しているひとりひとりの個人のデータにはたいした価値は無いが、金の原石が掘り出され、化学的な処理を施され金塊になるかのごとく、個人のデータも集めて加工して集計して分析を加えれば広告主がお金を出す価値あるものに変わるという例えも、非常にイメージしやすいです。

Zuckerbergの不信度については、記者会見で自由な質疑に応じないことに始まり、取材は事前に用意された質問の中から本人が質問を選んで応えること。現在は、懇意な記者2名(実質、無給のお抱えPRマンとも)としか話をしないことなどなど。彼と同じぐらいに同社の広報担当も全く信用ならないと同氏はバッサリ。

非常に風刺的ですが、ユーザーが知っておくべき話ばかり。

皆さんは、いかがでしょう? (3/4へ)

2012年2月19日 (日)

面白すぎるNewsweek2月22日号
『facebookの落とし穴』3つの記事(1/4)

Fb_newsweek いま、発売中のNewsweek2月22日号特集「facebookの落とし穴」は相当に面白いです。あのjobs偽ブログでかつて話題になった、Newsweekのテクノロジー担当ライター、Daniel Lyonsの記事は相当に切れ味が良い!です。私たちはニワトリですw 読まれた方はおわかりですね。

あまりに面白いので、メモとして残すことにしました。

まず、ひとつめ。

Daniel Lyonsは過去にjobsの偽ブログをかいて有名になりましたが、今回はZuckerbergが利用者の皆さまへというスタイルで手紙を書いたらこんな感じになるんじゃないの、という設定で記事を書いています。

かなり風刺は入っていますが、本質を突いているし事実でもあります。ユーザーとして承知しておいて方がいいでしょうね。

●「実を言えば私どもは、皆さんのプライバシーを守ることに何の関心もありません」

●「皆さんは私どもの顧客ではありません。私ども売る商品です。私どもが皆さんを守ると言うのは、養鶏業者が『ニワトリに快適な暮らしをさせる』と約束するようなもの」

●「私どもが稼げば稼ぐほど株主は喜びます。ですから、個人情報集めは止められません」

●「皆さんが個人情報をシェアさせてくださるからこそ、私どもは巨万の富を手に出来る。ありがとう。皆さんに神の祝福を」

皆さん、いかがでしょう? (2/4へ)

2012年1月17日 (火)

人は利己的か
「利己的でない遺伝子」への進化

Jbr2_2 先日届いたハーバードビジネスレビュー2月号の論文に「利己的でない遺伝子」というテーマがあり、最近のクラスでたまたま起こった議論、「なぜ自分がかわいいのか」に通じるものがあるかと期待して読んでみました。

「かわいい」とはややニュアンスが異なるかもしれませんが論調がなかなか興味深かったので、ちょっとまとめてみました。

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元々は、人は利己的であるということが前提の社会でした。生物進化学者リチャード・ドーキンスの「利己的な遺伝子」内の記述はあまりに有名です。

しかし、2006年にこの流れが変わり始めました。ハーバード大の数理生物学者マーティン・ノヴァクが「サイエンス」誌で「協力の進化」について述べたからです。
具体的には人類の最も『注目すべき進化』は、競争社会で協力を生み出す能力の誕生であると。
近年のオープンソース・ソフトウェアの台頭、ネット上での知識や情報の共有の文化など協力が科学的に実施されやすくなってきていることも要因のひ とつと言われています。

印象深かったのは、ジョージメイソン大の神経経済学研究センターのケビン・マッケイブ教授らの共同研究から人を信頼したり信用しているとき、人は報われた気持ちになることが示されたという話。(この論文には、実にいろんなケースが登場します)

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とはいえ、人は利己的であるということはいまだ多く信じられていることも事実
で、その要因として4つ、「部分的な真実」「歴史」「単純さ」「習慣」とあ
げられています。4つめの「習慣」に書かれてあった、長い間「人は利己的である」という社会の認識が定着し、先入観となっていた背景納得するところが多々あります。

現在、科学的に協力することが推進されるなかで、人間の遺伝子は「利己的でない遺伝子」に進化していくのでしょうか

2012年1月 3日 (火)

キャズム理論のムーア最新本
「エスケープベロシティ」2/2

Photo そして、この本のメインテーマです。キャズムを埋めるには、以下の5つのフレームワークがあると言っています。

1.カテゴリー力
2.企業力
3.市場力
4.製品力
5.実行力

紹介しておきながらですが、要所要所では「おー、なるほど!」というところがあるのですが、ある意味既知の事実と法則の組み合わせのようでもあります。ただし、私、このテの本、結構読んでいるのでそのせいかもしれませんが。。

実際、ポーターの競争戦略(なかでも、差別化戦略)の要素は、高い頻度で登場し重要な論点を担っています。

ドラッカーのリーダーシップとマネジメントの話も同様に登場するので、再確認、再認識するには重宝しそうです。確かに、二人の大賢者の融合の集大成とも言えそうです。

ちょっと落とした言い方をしてしまいましたが、具体的事例(IBM、シスコ、アカマイ、コンパック、HP、セールスフォース、アドビ、オラクル、デル、Yahoo等)が非常に豊富なのでフレームワークや法則について知識ベースで自信がある人は事例やコラムなどを拾い読みして、見識を深堀し応用力を付けるにはいいかもしれません。

この事例の豊富さは、さすが実際に数多くのハイテク企業をクライアントにコンサルタントをしているムーアならはかと思います。

まだ読み終えていませんが、途中レポでした。

キャズム理論のムーア最新本
「エスケープベロシティ」1/2

Jobsgates_2キャズム理論のムーアの最新本の「エスケープベロシティ」を今読んでるところです。
アドビのCEOが、マイケル・ポーターとドラッカーの融合の集大成と称したと聞き、超期待して取っ掛かりました。

先に、「おー、なるほど!」と思った箇所を抜粋します。二人の超有名な経営者、スティーブ・ジョブスビル・ゲイツリーダーシップの差異について述べています。これはなかなか秀逸です。

----以下、抜粋

スティーブ・ジョブスリーダーシップ能力を極めて高く評価されていたがこれは当然と言えよう。(なお、天は二物を与えずで、彼はマネジメントという点ではあまり芳しい評価を受けていない)
興味深いことに、ビル・ゲイツはリーダーシップの視点でジョブスほどの高い評価を得ていないことが多いが、ゲイツも同様の評価を受けるべきだ。
想像力に基づいたリーダーシップを発揮するジョブスとは異なり、ゲイツは事実に基づいたリーダーシップを発揮する。特に、打ち負かしたい参照企業(競合企業の意味と想定)の深い理解に基づくリーダーシップは彼の得意とするところだ。これは、マイクロソフト社がロータス、ワードパーフェクト、アルダス、アシュトンテイト、ノベル、アップル、ネットスケープなどのトップ企業に対してしてきたことをみればわかる。

----抜粋、ここまで

ジョブスとゲイツは経営者としてよく並列比較され語られることが多いですが、私が最も腹落ちした"くだり"です。同じリーダーシップでも、起点がクリエイティビティ事実の洞察という点は確かに異なりますね。

そして、この本のメインテーマ、キャズムを埋めるには、以下の5つのフレームワークがあると言っています。

⇒ 2/2へ続く

2011年12月31日 (土)

グロービス講師が年末年始、
MBA学生にお薦めする1冊

Photo 先日の「グロービストーキョー大納会」のプレゼント用に、「グロービス講師が年末年始、MBA学生にお薦めする1冊」として6人の先生から献本頂きました。

後から、参加者の皆さんから「本のタイトルは?」など質問を頂いたので、以下にご紹介します。

●「歴史はべき乗で動く(マークブキャナン)」鈴木健一講師推薦
<<講師より一言>>:ようこそめくるめく数学のワンダーランドへ

●「効果的な企業会計システムの研究(昆政彦)」昆政彦講師近著
<<講師より一言>>:すみません、失念!(´(ェ)`)「最近Facebookを始めました」だけ覚えています。
お詫びとして、著者の説明を以下に。昆先生は、アカウンティングを教えて頂いた名講師であり、GE、ユニクロ、住友3M(現職)のCFOをされた卓越された才能の持ち主。

●「日本型プロフェッショナルの条件(安永雄彦)」安永雄彦講師著書
<<講師より一言>>:一日一生

●「会社のものさし(本合暁詩)」斉藤忠久講師
<<講師より一言>>:経営指標の変遷と経営環境の軌は一つ

●「論語と算盤( 渋沢栄一)」葛山智子講師
<<講師より一言>>:強く優しく美しく

●「夜と霧(ヴィクトール・E・フランクル)」井上陽介講師
<<講師より一言>>:すみません、失念!(´(ェ)`)
お詫びとして、本の説明を以下に。ユダヤ人精神分析学者がみずからのナチス強制収容所体験をつづった書。日本でも1956年の初版以来、すでに古典名著として読みつがれているそうです。

本日は、大晦日。年末年始も折り返し地点ですが、よかったら読んでみてください!
今年はありがあとうございました。来年もどうぞ宜しくお願いいたします。

※画像は「歴史はべき乗で動く」です

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