カテゴリー「文化と芸術」の記事

2009年8月17日 (月)

「永遠のマリア・カラス」
オペラにハマりましょう!

Photo_2相変わらずTSUTAYA100選から何か見ようかとTSUTAYA祐天寺店の100選コーナーをウロウロしていましたが(ま、一応お約束の宣伝です)、今日は100選の中でピンとくるものが無くこれにしました。

いやぁー、いろいろな意味で正解でした。

カラス本人の歌声が使われているという意味でオペラ好きは勿論楽しめると思いますが、カラスを演じるファニー・アルダンの表現力が素晴らしく鬼気迫り本当にカラスなのではないか、と思うほどでした。

私にとっては、終始、誰にも感情移入せず客観的に見れる映画でした。彼女ほどの天才となると周囲も大変だろうな、という思い、いつもリスクを背負うプロデューサーの苦労、自らをバンパイア(自分は何もせず、見たものや聞いたものを記事にしている、吸血鬼なのよ!と。この表現好きです)と称する年配女性のジャーナリストなど、ショウビジネスのカラクリみたいなものを感じながら見ていました。

言いたいことは山ほどある映画ですが、会話のやり取りでいいシーンがたくさんありました。カラスが稽古中に、プロデューサーのラリーに何かと気に入らないことがあったようで文句を言うシーンがあります。「そう、神経質になるなよ」と言うラリーに対してカラスは、「神経質なんじゃない、私は怖いのよ!」と真っ直ぐな言い方をします。「怖い」となかなか正直に言える人、また言える状況ってそうそう無いかもしれません、カラスって勇気のある人なんですね。やっぱり、天才です。

また、年配のジャーナリストのサラがカラスの欲の無さにうんざりして、カラスに言う「私がカラスになれるのなら、地獄にだって落ちるわ」というセリフがあります。これは、先ほどの自らをバンパイアと揶揄するジャーナリストとしての性(サガ)とカラスの才能への畏敬と嫉妬が見事に調和した表現でこれもまたお気に入りのセリフのひとつです。

とにかく、ますますオペラにハマりそうです。「カルメン」か「椿姫」の公演予定が無いか早速チェックしなくては!

2009年2月18日 (水)

ヴェルディの「ファルスタッフ」の感動

ヴェルディが80歳のときにかいたオペラ「ファルスタッフ」のdvdをみました。あのドラッカーが感激したのでは見ておかなくてはという理由からです。

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 結果は期待以上です。

 正直言うとオペラには疎いのでどこまでついていけるのかがちょっと心配でしたが、幸い日本語の字幕に助けられました。  

 以下、非常にざっくりですがあらすじです。

無頼漢のファルスタッフは自分の借金を返すために、うそのラブレターを二人の婦人に送り金づるにしようと計画します。しかし、その婦人どうしの仲がよかったため、「宛名以外がまるで同じ文章であること」がバレてしまいます。その二人の婦人は呆れ、怒り、笑い、そして、ファルスタッフを懲らしめる計画をたてます。

また、ファルスタッフはその婦人の夫のフォードを怒らせて恨みをかってしまい、フォードたちの自分への復讐の企みを自ら招いてしまいます。

そして、ある夜の公園にその婦人から嘘の逢引の誘いを受け、のこのこと出掛けていき、妖精(当時は妖精をみたら死ぬと言われていた)に扮した婦人やフォードたちからこてんぱんにやっつけられてしまいます。

が、ふとしたことでそれがばれて、ファルスタッフは、自分が完全に騙されていた、という事の顛末を理解します。そして、「この世は全て冗談」「最後に笑う者が本当に笑う者」と高らかにうたいあげそれに演者すべてが入り、クライマックスを向かえこの話の幕が閉じられます。---- あらすじ、ここまで。

もし、今後機会があれば本物のファルスタッフの舞台を見たいものです。