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2012年1月17日 (火)

人は利己的か
「利己的でない遺伝子」への進化

Jbr2_2 先日届いたハーバードビジネスレビュー2月号の論文に「利己的でない遺伝子」というテーマがあり、最近のクラスでたまたま起こった議論、「なぜ自分がかわいいのか」に通じるものがあるかと期待して読んでみました。

「かわいい」とはややニュアンスが異なるかもしれませんが論調がなかなか興味深かったので、ちょっとまとめてみました。

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元々は、人は利己的であるということが前提の社会でした。生物進化学者リチャード・ドーキンスの「利己的な遺伝子」内の記述はあまりに有名です。

しかし、2006年にこの流れが変わり始めました。ハーバード大の数理生物学者マーティン・ノヴァクが「サイエンス」誌で「協力の進化」について述べたからです。
具体的には人類の最も『注目すべき進化』は、競争社会で協力を生み出す能力の誕生であると。
近年のオープンソース・ソフトウェアの台頭、ネット上での知識や情報の共有の文化など協力が科学的に実施されやすくなってきていることも要因のひ とつと言われています。

印象深かったのは、ジョージメイソン大の神経経済学研究センターのケビン・マッケイブ教授らの共同研究から人を信頼したり信用しているとき、人は報われた気持ちになることが示されたという話。(この論文には、実にいろんなケースが登場します)

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とはいえ、人は利己的であるということはいまだ多く信じられていることも事実
で、その要因として4つ、「部分的な真実」「歴史」「単純さ」「習慣」とあ
げられています。4つめの「習慣」に書かれてあった、長い間「人は利己的である」という社会の認識が定着し、先入観となっていた背景納得するところが多々あります。

現在、科学的に協力することが推進されるなかで、人間の遺伝子は「利己的でない遺伝子」に進化していくのでしょうか

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