これは、もはや白熱教室!?
リーダーに求められる有事の"しびれる意思決定"(3/3)
冨山氏からの次なる問いは、6週間後の原発による放射能の影響による、「屋内退避要請」が政府から出ている中、地域の経済活動を正常化させるための「バスの運行再開要請」を引き受けるか受けないかです。
長くなるので、この問いの詳細は省きますが、この2時間強の「白熱教室」は、冨山氏の問いに対して、自分がバス会社の社長だったらどう意思決定するかをリアリティをもって徹底的に考え抜く非常に濃密な時間でした。
ちなみに、以下は、冨山氏が共に経営する仲間、社員に対していつも繰り返し問いている8つの質問ということで、共有して頂きました。
この問いが、単なる飾り物の企業理念ではなく、この1年の間、現地で実際の非常時に機能していたそうです。
経営共創基盤:8つの質問
・心は自由であるか
・逃げていないか
・当事者、最高責任者の頭とこころで考え、行動しているか
・現実の成果に固執しているか
・本質的な使命は何か、使命に忠実か
・家族、友人、社会に対して誇れるか
・仲間、顧客、ステークホルダーに対してフェアか
・多様性と異質性に対して寛容か
自分ごととしてイメージしやすい平易な言葉ながらも、非常に深い重みをもった心に残る問いかけです。
冨山さん、ありがとうございました!
コーディネイト頂いた岡島先生、どうもありがとうございました!!
※写真は、学長の堀さんとのセッション時のものです。