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2011年12月31日 (土)

グロービス講師が年末年始、
MBA学生にお薦めする1冊

Photo 先日の「グロービストーキョー大納会」のプレゼント用に、「グロービス講師が年末年始、MBA学生にお薦めする1冊」として6人の先生から献本頂きました。

後から、参加者の皆さんから「本のタイトルは?」など質問を頂いたので、以下にご紹介します。

●「歴史はべき乗で動く(マークブキャナン)」鈴木健一講師推薦
<<講師より一言>>:ようこそめくるめく数学のワンダーランドへ

●「効果的な企業会計システムの研究(昆政彦)」昆政彦講師近著
<<講師より一言>>:すみません、失念!(´(ェ)`)「最近Facebookを始めました」だけ覚えています。
お詫びとして、著者の説明を以下に。昆先生は、アカウンティングを教えて頂いた名講師であり、GE、ユニクロ、住友3M(現職)のCFOをされた卓越された才能の持ち主。

●「日本型プロフェッショナルの条件(安永雄彦)」安永雄彦講師著書
<<講師より一言>>:一日一生

●「会社のものさし(本合暁詩)」斉藤忠久講師
<<講師より一言>>:経営指標の変遷と経営環境の軌は一つ

●「論語と算盤( 渋沢栄一)」葛山智子講師
<<講師より一言>>:強く優しく美しく

●「夜と霧(ヴィクトール・E・フランクル)」井上陽介講師
<<講師より一言>>:すみません、失念!(´(ェ)`)
お詫びとして、本の説明を以下に。ユダヤ人精神分析学者がみずからのナチス強制収容所体験をつづった書。日本でも1956年の初版以来、すでに古典名著として読みつがれているそうです。

本日は、大晦日。年末年始も折り返し地点ですが、よかったら読んでみてください!
今年はありがあとうございました。来年もどうぞ宜しくお願いいたします。

※画像は「歴史はべき乗で動く」です

2011年12月29日 (木)

「君たちに明日は無い」
あなたは17歳のとき何をしていましたか?

Photo_3 「リヴ・フォー・トゥディ ~君たちに明日はない Part4~」(現在、発売中の「小説新潮 2012年1月号」に掲載)は、お友達の天野隆氏(現在、エネルギー系の会社のコールセンターのセンター長+共にMBAを学ぶ友人)、天ちゃんがモデルになった小説だと聞いて生まれて初めて『小説新潮』を買い、新幹線の中でイッキ読みしました。

いやぁー、この男タダ者では無い!と思ってましたが、その半生を読んで確信しました。そう、タダ者では無かったのです。

17歳、高校生、しかも私立の名門にいきながら牛丼屋の店長になり、2足のわらじ(?)生活。書くのは簡単ですが、17歳で管理職なワケです。マネージメントです。あり得ます??

なぜ牛丼屋で働こうかと思ったか?そこには、家族のドラマと本人の矜持がありますが、話が長くなるのでそこは端折ります。(お金が無かったわけではありません)

1_4 そして、そんな社会人高校生を経てあのW大政経学部入学。そして、夏はテニス、冬はスキーのオールシーズン系のサークルと合コンで大学生活をthat's エンジョイ!することも無く牛丼屋の店長を継続しながらファミレスでもバイトを始め、そこでも店長、、となり、さすがに一方への絞り込みを迫られ、結果ファミレス店長を選びます

その大学生活は8年続きます。その間、教員の道を模索し、バス好きが高じて大型車両の免許を取得とどんどん突き抜けた学生生活を続けていきます。もちろん、ファミレス店長はそのまま。

あまり書くとネタバレになるのでこれぐらいにしときますが、これ、特にう~んと若い人に読んで欲しいですね。小学校の高学年ぐらいに読ませて、世の中にある選択肢の可能性を感じてもらいたいです。

そんな話です。よかったら、年末年始のお伴にどうぞ!

※写真は、『小説新潮』と『リヴ・フォー・トゥディ』のページを開いたところ。

※時々、天ちゃんはお父さんの話をFacebookに載せてますが、これ読むとFBのお父さん話に思わず気持ち入っちゃいます。。

「会社のものさし」
日本企業の経営がまるっとわかる

Photo_2日本的企業の純粋モデルには、「日本的雇用三種の神器」があり、それが「長期雇用、年功制、企業別組合」であると1973年OECDの対日労働報告書に書かれていたらしいです。

ファイナンスを習った斎藤先生お薦めの「会社のものさし」の第1章まで読んだところで、指標の黎明期としての80年代までの「高度成長下の規模の拡大時代」を論じたところの補足情報として上記のこと(三種の神器)が書かれていました。

この本、当時、なぜ指標として「売上」と「経常利益」だけが重要視されたのか、そして、メインバンク制がなぜ機能したのか。直接金融ではなく、間接金融だったのか?なぜ、国民は貯蓄好きなのか。しかしその結果、なぜバブルが崩壊したのか、まで記されてます。

その後、この本は時代が90年代へと進み、バブル崩壊への対応として使われる指標となったROA/ROE、キャッシュフロー、価値の算出・意思決定のためのNPV/IRR、株主に対する意識の指標である株主資本コストネットバブルを見誤った指標は何だったのか。一世風靡したEVAとは何なのか?そして、2000年以降の日本企業を守る究極の指標について論じる流れといった構成になっています。
まさしく、アカウンティングからファイナンスに繋がるところが絶妙に構成されています。この先を読むのが非常に楽しみです。

※さて、高度経済成長時代の「日本的雇用の三種の神器」を経て、マクロ環境が完全に変化した現代の日本企業の「日本的雇用の○種の神器」は何だろう?と考えてみたくなりました。

2011年12月13日 (火)

本日オープン!『プレジデントオンライン』
ウェルチ、ドラッカー、AKB続々

Photo 本日よりオープンしたプレジデントオンラインの記事、「AKB人気の秘密は『法律スレスレ』にあった」ですが、AKB総選挙の投票権や握手権とCDと一緒に売る方法が「抱き合わせ商法」ではないかという批判があるそうですが、、、

これって、販促のための工夫の一つですよね。ある種、作戦(=施策)です。
などという思いもあり、この記事を読んでました。私は、「抱き合わせ商法」の何が悪いのかが、わかりません。買い手は分かって買っているわけですから。。

それはさておき、ジャック・ウェルチのサイトオープンに合わせた「新リーダーとして最高のスタートを切るためのカギとは」は、「新リーダー=新プレジデントオンライン」として、このサイトオープンに相応しい「はなむけ」となっています。ウェルチから「はなむけ」を頂けるのはさすがプレジデント!ですね。

また、ドラッカーの時間の概念の話(これは、バックナンバー)、「買えない。雇えない。価格もない。簡単に消える。蓄積もできない。したがっていつも不足している。他のモノに代替ができない。しかも、人間につきまとって離れない。これなしで生きるのは難しい。それが時間である。」

(どうでもいいことですが、このくだり、ラップの歌詞に出来そうです)など、タイムマネジメントをマネジメントの最も重要なファクターと捉えるドラッカーならではの語り調で、思わず引き込まれます。

コンテンツ構成は、今のところ面白いので、今後も期待したいですね!

2011年12月10日 (土)

アルパチーノ「セルピコ」からの学び
職業倫理・正義をどこまで貫けるか

Photo敬愛するアルパチーノの若い頃の映画(73年)、「セルピコ」を見ました。

セルピコは、実在したニューヨーク市警の刑事で、ニューヨーク市警内に蔓延する汚職に立ち向かい(=自分の組織、同僚を敵にまわした)、71年に汚職を告発した警察官としてアメリカでは有名な人物です。

「職業倫理・正義」と居心地のよい生温い組織での生活とのトレードオフ

正義感や倫理観、組織の都合、仲間の状況、、、自分ならどうするか、孤独な闘いを挑めるのか?
ビジネス視点からも楽しめます。

美化されている、という批判もあるようですが秀逸な映画だと思います。

MBAのリーダーシップのクラスでは「倫理観」も重要なファクターとして教えられますが、こうやって映画の中にMBA要素を見つけてタグ付けしていくのも面白いですね。

※本日「映画とMBA」というカテゴリーを新規でつくりました。どうぞよろしくお願いします。

2011年12月 5日 (月)

monday村上通信[no.1]
「自転車チャンピオン」と「ビジスパ」(2/2)

Photo_3 そして、2つめ。

つい先日、11月16日に設立された「株式会社ビジスパ」を、起業・創造・変革・イノベーションなどの視点から簡単にご紹介したいと思います。

この会社は、メールマーケティングコンサル会社「株式会社アルトビジョン」のひとつの事業部が独立分社化したものです。

厳選されたビジネスリーダーの生み出す質の高い情報を、メールマガジンとして配信するサービスです。ビジネスモデルはメールマガジンの課金モデル、要は有料メルマガの配信です。

コンセプトは、「ビジネスにピリッと役立つ有料メルマガ」。略した「ビジスパ」がサービス名称であり、会社名です。

コンテンツは、堀江 貴文氏城 繁幸氏らの有料メルマガや、ビジネス総合誌「プレジデント」とコラボレーションした無料メルマガなどなど。

しかしながら、はっきり言って別に斬新!というわけでは無いですよね。ただですね、そこがある意味狙い目なのかと思いました。
アントレプレナー目線で言えば、まさしく既存サービスのアレンジ。そういった意味では、キャッシュフローが読みやすく、不確実性(リスク)も低そうです。

実は、たまたま約1年前、このサービスが開始された「その日」に社長の椎葉さんと飲んでました。「こういうサービス(ビジスパ)」を始めたんですよ」と聞いたときは、正直「フツー過ぎる」と思い(すみません)、あまり気の利いたコメントができ無かった気がします。
それ以来、このサービスは忘れていました。

そして、この度のプレスリリース(会社化)!をきいて、「どこにビジネスの種があるかわからんぞ」と思いました。
社長の椎葉さんに、リリースを見るやいなや、おめでとうメールをお送りしたところ、「電子書籍事業の展開も視野に入れて会社した」と仰ってました。なるほど、時を見てます!

とり急ぎ、monday村上通信[no.1]は以上です。引き続きよろしくお願いします。

monday村上通信[no.1]
「自転車チャンピオン」と「ビジスパ」(1/2)

Photo_2 本日12月5日(月)から毎週月曜日、グロービスのアントレプレナーの集まりのための「ネタふり」を担当することになりました。

この集団だけにお伝えするのもやや勿体無いので、今後同じコンテンツを本ブログ用にアレンジして毎週月曜に更新していきたいと思います。(サボったらごめんなさい)

no.1なのでちょっと拡大版で2本あります。どうぞよろしくお願いします!

まずは、  「自転車チャンピオンが学んだビジネスに役立つ45のコツ」
というとても素晴らしい電子書籍です。

12年間34回も優勝する自転車チャンピオンであり、グロービスの先輩でもあり、同じ会社で働く仲間の植山さんの作品です。
ビジネスに役に立ちそうなtipsで溢れているのですが、私が気に入っているのは「頭のリミッターを切る5つのコツ」

なかでも、最も私に参考になったのは、「毎日少しずつリミッターを切る」です。

早速、私は明日から毎朝鏡を見て、「昨日より切ってくぞー!」と鼓舞し、毎夜、歯磨きしながら鏡をみて、「今日の私は昨日より切れてたか?」と振り返ってみようと思います。

1年後が楽しみですネ。理論上は、めっちゃキレキレの自分になっている筈です。

(続く)

※写真は、植山さん。

2011年12月 4日 (日)

マイケル・ポーターの「競争の戦略」
朝活読書会やり切りました!

Photo_2あのポーター教授の「競争の戦略」。
10月21日付けの本ブログで、高らかに朝活読書会の開催宣言を致しましたが、11月28日(月)最後の第16章を終え無事に終了しました。

冒頭文で、著者本人から「この本は中身が濃いために、述べられている原理をマスターするには綿密な思考と勉強が必要です。決して一晩で飲み込むことなど出来ません。一つの業界、及び競合を理解するに要する情報はたいへんな量になるだけではなく、それら情報の分析には、判断と創造的思考が必要です」と、脅されていただけあって本当に内容の濃い書籍でした。

振返ってみると、一番の学びは、「戦略を考えるうえでの普遍的な基礎理論」の使い方です。

ポーターが言う、「産業が違い、国が違うと、競争業者のやり方は皆違うけれども、競争業者、および競争業者の基本原理は皆同じであると発見した」の通りで、理論的であると同時に実務的、それでいて創造的な理論なのです。

具体的に言うと、「5つの競争要因」「3つの基本戦略」のことです。

「新規参入の脅威」、「既存競争業者間の敵対関係の強さ」、「代替品の脅威」、「買い手の交渉力」、「売り手の交渉力」が、「5つの競争要因」であることは経営学を学ぶ者にとっては常識中の常識です。
でも、単なる表層的な理解でわかった気になっている人の方が実は多いと思っています。
言うまでも無く私もその一人でした。

この5つの競争要因の関連、関与の程度やパターンを実際の企業の例を挙げて複数の視点、斬り口で何度も語られることで本当の理解に近づくことが出来ました。

また、基本戦略も「コストリーダーシップ」、「差別化」、「集中」とこの3つであることも、ざっくりとした理解から実質的な理解へと深まりました。

しかし、一番効果があったことは、ただ読むだけではなく有志とともに6回に分けて議論をして理解を深めたことだと思っています。

そして、次回は同じくポーター教授の「競争優位の戦略」です。5日(月)朝7時からスタートです。頑張りまーす。

2011年12月 3日 (土)

わたしの「キャリア・アンカー」は?
自分が何者かと悩んだら

Photo グロービスの授業で紹介のあった「キャリアアンカー」
MITのエドガー・G・シャイン教授(組織開発=OD=オーガニゼーションディベロップメント、キャリア開発、組織文化の分野で、支援や補助を提供するさまざまな専門職の発展にも貢献)の研究に依って開発されました。

キャリアアンカーとは、一言でいうと、自分のキャリア、職業人生において最も拠り所となる考え方、価値観です。
アンカーとは「錨(いかり)」です、船が港から動いていってしまわないように固定するあの錨のことです。

キャリアアンカーは、以下の通り全部で8つあります。

● 専門・職能別コンピタンス
● 全般管理コンピタンス
● 自律・独立
● 保障・安定
● 起業家的創造性
● 奉仕・社会貢献
● 純粋な挑戦
● 生活様式

自分のキャリアアンカーとは何か?気になりますよね。

この本に40の問いがあり、それにこたえて集計する「自己分析」と「パートナーとの対話(対話用レシピあり)」から分析する2つの分析手法により、自分のキャリアアンカーを導き出します。

自己分析の結果、私は「奉仕・社会貢献」でした。
基本的にはアンカーは1つと言われています。その内容を読むと恐ろしいほど自分の価値観と合致していました。

どのような仕事のやり方を好み、報酬はどうあるべきか、昇進や承認・理解など他者からどのように見られたいのかも非常に自分の考え方・価値観に近かったです。

例えば、「正義や価値観に帰属しており、組織に対する忠誠心が薄い」など(笑)。ちなみに、私の口ぐせは、「会社に属しているというよりは、社会に属している」です。また、自分が認めた人に評価されたり、共感を得ることを重要と認識し喜びを感じるようです。(これも、本当に私そのものです。爆!)

自分の進路を考えたり、岐路に立ち意思決定をしなくてはいけないときなどに、自分を内省することができるためとても役に立ちそうです。

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