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2011年10月10日 (月)

「小倉昌男 経営学」(2-1)熱い!経営者魂
「クロネコヤマトの『宅急便』」の誕生と拡充

2その後、順調に「小倉昌男 経営学」を読み進めています。
熱い執念の経営者魂で小倉氏が進める、「クロネコヤマトの『宅急便』」の誕生と拡充がなまなましく展開しています。

戦前(第2次世界大戦)の成功、その成功要因に固執し出遅れてしまった戦後の苦難を乗り越えて、自社オリジナル輸送サービス「クロネトヤマトの『宅急便』」がどのように誕生させたのか。

需要の見込、市場規模の割り出し、必要事業所・人員といった投資規模算出などの事前調査。言葉でまとめるとこの程度なのですが、詳細は実に緻密で実際的です。複数のパターンや可能性でいくつも調査を繰り返した膨大な事前プロセスがありました。

そして、役員全員の反対。全くの新しい市場に、前例の無いサービスを提供することに対してリスクが有り過ぎるというのです。その一方では、労働組合からの支持を受け着実に社員の理解を得ていきます。最終的には経営会議の決議を受けて商品化となりますが、この社内説得期間、理解の無い役員に悲観的な気持ちを持ちつつも社長権限で強引に進めるのではなく、根気強く誠意を持って理解を得るための行動をしていました。

次に商品設計。
今では当たり前の「宅急便」ですが、サービスというカタチの無いものをどう商品化(パッケージ化)させるのか。小倉氏はサービス設計にこだわりました。ちなみに、当時同様のカタチの無い商品として世に初登場したJALの「ジャルパック(ツアー旅行)」に、非常に影響を受けたようです。

そもそも、「個人の荷物の輸送サービス」であること。「翌日に届く」、「料金は地帯別均一料金」と、お客さまである家庭の主婦を意識してとにかく徹底的にわかりやすく単純化しました。そして、集荷の際に取次店に持っていけば100円安くなる、というオマケつきです。(これ、いつの間にか無くってますね(笑))

そして、昭和51年(1976年)1月23日営業開始です。その後の5年間の売り上げは、ほぼ倍々ゲームで増えていきました。

「拡充」については、2-2でご紹介します。繰り返しで申し訳ありませんが、これは本当に名著ですね。

※写真は「第5章 宅急便の開発」より

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