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2011年7月 6日 (水)

これがMBAのヒト系の学びだ!(後半)

Photo_24月から6月の3ケ月間、通称「OBH」、科目名「組織行動とリーダーシップ(Organizational Behavior and Leadership )」というヒト系のエクセレントなクラス岡島悦子講師より学ばせて頂きました。

意外と長くなってしまったので、前半と後半に2分割しました。ここからの後半は、村上の好みで選んだ超!岡島語録などです。

この他にもクラスのたびにたくさんの身になる言葉を頂きましたが、受け手(学生側)の経験値、今の仕事・立場や状況、悩みや課題、で「刺さるポイント」は異なると思いますので、その辺りを考慮されて読んでください。

(1)-2自分にとって重要だった学びの整理(岡島先生の言葉で自分に刺さったもの)

【超!岡島語録】

● 机上の空論は一切受け付けない

● 鵜呑みにしないで欲しい(教えてといて何!?と思うかもしれませんが、私は好きな言葉です)

● 当たり前過ぎる言葉を使うな

● 解像度の高い話をしてください

● 言語化にこだわる

●  ハーバードで習った最悪な経営者とは、「いつまでも決められない人」

● 自分に矢を向ける、それは、起きていることに当事者意識を持ち、「自分の立場でできること」を考えること

● なんだかみんなが着いてきちゃう。そこにはリーダーシップが存在する。

● 言語化⇒教訓化⇒自分化

● 相手がどんな人なのかをしゃべりながら探る方法として:意欲と意思を問う。経験を問う。視点の高さと視野の広さを問う。未来を問う。

● 初動が大事。(本当にいつもそう思っています!)

● 自分の部下や周囲の人に自分のマネをしてもらう(自分を知る簡単な方法、勇気要りますが。。)

● 叱るとき、Pポジティブ→Nネガティブ→Iインタレストの順に話す

● 相手に対して、ポジティブなことがきちんと具体的に言えるのは、普段からよく見ているから

● 悪い情報の場合、早く入ってきたら怒らない、遅くきたらもの凄く怒る

● 犬死にしないでください

● メンターを持つこと

(2)気づきの整理

●会社の成長ステージに合わせて自分のリーダーシップの発揮の仕方を変えていかないといけない。

●エンパワーメント(権限委譲)と丸投げの違いへの理解。

●「プロジェクトチーム」の状態も一旦、敢えて激動、混乱の時期を起こさせることでよりプロジェクトが強固になる場合もある。しかし、良い結果に繋がらず、PJ失敗を招いてしまうこともある、取り組む際には覚悟が必要。

●自分の置かれている状況や周囲の期待が変わったときに、自分で気づき期待に応える態度を取っていくことはなかなか難しい。いい相談相手がいることの重要性。

(3)さて、今後どう生かす?

●今後ともずっと、OBHでの学びを想起させる事柄は無数に存在し、自分と出会っていくと思う。具体的には、自分の上司、自社の社長、組織など、自分が働いている会社、通っている大学院にいるリーダーについて客観的に評価し、自分なりの考えを常に持ち続けることを実践したい。

●自分の周囲のことだけでなく、例えばニュースで接する数々の企業、国・政府などもOBHの考え方をあてはめて評価し、自分なりの考えをいつも持つようにすること。
震災後の国・政府、東京電力の対応、などリーダーシップを考えさせられるケースが直近が起こっており、ニュースなどの論評に流されない自分なりの見解を持ちたいと思っている。(やはり、自分化して考えることが重要と実感)

今こそ起業家精神。国の将来も企業の将来も不透明な昨今だからこそ、ひとりひとりが持つ意思の力、それを率先垂範することが求められている。また、そういうことがしやすい、社会や文化や仕組みが必要である。

以上です。

★画像は、グロービスのヒト系科目の参考奨励図書です。私は読んでいませんが、世間の評価は高いようです。あらためて読んでみようかな、と思っています。

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