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2011年7月 4日 (月)

これがMBAのヒト系の学びだ!(前半)

Photo4月から6月の3ケ月間、通称「OBH」、科目名「組織行動とリーダーシップ(Organizational Behavior and Leadership )」というヒト系のエクセレントなクラスを岡島悦子講師より学ばせて頂きました。

MBAというと、経済合理性ばかりを学んでいると誤解している方がほとんどのように思われるので、私が「この3ケ月の間に何を学んだか」をまとめたいと思います。

意外と長くなってしまったので、2分割します。前半は、フレームワーク的な学び後半は村上の好みで選んだ岡島語録です。

★でも、こんなのを読んでも、なんとなくのイメージは伝わるかもしれませんが、これを読むことの学びは実際のクラスの体験の1%にも満たないと思います。これ読んで「なるほど!」とピン!ときた方は、機会があれば岡島先生のクラスを受けてみるといいと思います。

(1)-1自分にとって重要だった学びの整理(フレームワークなどの視点、他)

●フォロワーシップ : 

良いフォロワーとはリーダーを積極的に支えるが、イエスマンではなく全体のことを考えて言うべきことは言う。積極的かつ前向きに仕事に取り組む。良いフォロワーシップを意識して実践することそのものが、将来リーダーシップを発揮していくためにも必要なプロセスである。

●リーダーシップ:

「戦略実行:指示命令型」「人材育成:参加指導型」「価値創造:説得支援型」「目標達成:委任達成型」と4つの類型がある。「指示→指導→支援→委任」、この順番で組織の成長に合わせてリーダーシップスタイル(=リーダー)の世代交代が行われるべきである。(国も多くの企業もそうなっていない!!)
この流れに共感を覚える。

●条件適合理論:

「生産*X軸」と「(人への配慮の)関係*Y軸」の2軸。生産低X関係低の未成熟な状態から、生産高×関係低の成熟期への移行で適合するリーダースタイルが変化。「戦略実行:指示命令型」、生産低X関係高では、「人材育成:参加指導型」、生産高×関係高は「価値創造:説得支援型」となり、完成型としての、生産高×関係低(委任するから)の「目標達成:委任達成型」となる。

●リーダーシップとマネジメントの違い:

「変革」の時期に求められるものは強いリーダーシップでありマネジメント力ではない。極端に言えば、既に「確立」された組織や安定した時期なら、マネジメントは実践しているだけでもその企業なり組織の成長が見込まれる。逆の視点でいえば、確立された組織には、マネジメントが不可欠であるといえる。
リーダーシップは、「変革力」「推進力」が絶対必要条件。マネジメントは「運営力」「管理力」「維持力」。

●マッキンゼーの7S: 

ハードSとしての、「Strategy」「System」「Structure」、ソフトとしての「Shared Value」「Staff」「Style」「Skills」、これらのソフトSが難しい。

●レビンの変革のプロセス:

「解凍(想い・意識)→変革(行動)→再凍結(結果)」。組織変革を行う際には、人間の認知に働きかけることが重要。

●エンパワーメント:

メンバーを力づけ、力を付与して意欲を引き出す影響力のこと。権限を委譲し、委譲者も責任を持つことで「丸投げ」ではない。

●コッターのリーダーシップ行動の8ステップ:

  1.危機意識の醸成
  2.変革チームを組織
  3.ビジョンを具体的に示す
  4.変革に巻き込むためにコミュニケーションに腐心
  5.変革行動への権限を与える
  6.小さな成功を実現させる
  7.変革の歩みを減速させない
  8.変革を促し続ける

●視野狭窄の状態: 

順調に出世してきた優秀な人ほど、自分の成功体験によって視野狭窄に陥る。陥ってしまったときにどう受け止め、考え、行動によって、その後の自分の状況は大きく変わる。

前半、ここまで。後半はコチラ

★画像は、岡島先生の名著。「抜擢される人の人脈力 早回しで成長する人のセオリー」

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