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2010年10月 3日 (日)

「ざっくり分かるファイナンス」読了
印象に残ったエピソード

この本、あまりにもすいすいすいっと読めてしまいました。

その中で、IBMのトレジャラー(財務責任者)、ジェフリー・サークス氏の「格付け」に関するコメントが非常に印象に残るものでした。

以下は、抜粋です。

・トリプルAは非常に安定的な産業のものだ。トリプルAを取るためには、手元に250億ドルの現金が持っておく必要があるが、250億ドルの現金を持つコストはトリプルAのメリットと釣り合わない。

・現在は、安全面を考えてやや多めの手元現金を置いているが、それでも60億ドルから80億ドルである。200億ドルも持っておいて何に使うというのだ?株主に返すべきだ、という要求がくる。

・最低限維持したい格付けは、シングルAである。使っている資本のトータルコストは、株主資本よりもコストが安い負債を多く利用するトリプルBのときに一番低い状態になると思う。だが、トリプルBは買収や自社株買いなど、急でまとまった資金需要に対応するには極めて乏しい財政状況である。

・シングルAなら、負債もある程度利用できるし、買収などにも柔軟に対応ができる。

「非常に成熟したコメント。日本のCFOからもこのようなコメントが出てくることを期待したいところです」とは著者の石野氏。

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