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2010年10月 2日 (土)

「ざっくり分かるファイナンス」で
がっつり分かってきた(3)

この本、本当に良書ですね。というか、わかりやすいです。

さすが、「わかりやすさの限界を追及して」と書かれているだけのことがあります。著者の石野さんを尊敬します。ファイナンスが、こんなに面白いものだったとは、、、もっと早くからやっておけばよかったです。

さて、今まで何度とく聞いたことはありましたが、よく分かっていなかった加重平均資本コスト
通称は、WACCといわれてます。(正式な英語だとWeighted Average Cost of Capital、長いです)

それの考え方と出し方を忘れないように、書き出しました。

まず、その前提となる話。

「あなたの会社の発行株式数が20万株だとします。現在の株価は2500円です。また、金融機関から金利5%の借り入れが1億5000万円あります。実効税率は40%、株主が20%のリターンを求めているとします。」


さて、WACCは?

・金利5%の借入金、ということは「負債コスト」が5%ということ

・株主が20%のリターンを求めている、ということは「株主資本コスト」が20%ということ

・有利子負債は、借入金の1億5,000万円そのまま 
 (本来は有利子負債も時価ベースだが、実務では簿価ベースで計算。時価ベースで有利子負債の計算をするのはあまりに面倒で現実的ではないという理由から)

・現在の株価が2,500円で発行済み株式数が20万株 
   ⇒ 2500円×20万=株主資本は5億円

使う公式は、
WACC= (D/(D+E))×負債コスト×(1-Tc)  +  (E/(D+E))×株主資本コスト                                                                
*D:負債 E:株主資本 Tc:実行税率
 
WACC=(150/(150+500))*5%*(1-0.4)+(500/(150+500))*0.2
           =0.160769231

∴16.8%

数式自体は小学生レベル、そこに負債とか株主資本という考え方や解釈を入れるだけ。
明解ですね。

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