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2009年8月 1日 (土)

映画レビューをマーケティング視点から
早速「マンマ・ミーア!」

Photo自分もマーケティングに携わるハシくれとして、ただダラダラと映画のレビューをかくのもどうかと思っていました。「マーケティング視点から評価」してみてはどうか?

案ずるより生むが易し、ということで昨夜みた「マンマ・ミーア」(DVD)から早速はじめてみます。

最低限のルールとして、以下の戦略BASiCSの5つの視点で評価して総評を述べるやり方でやってみます。

  • BattleField(戦場、競合):ラブロマンス、ヒューマンドラマ、SFなどの「ジャンル」、ミュージカル、ドキュメンタリー、などの「製品としての種別(取りあえず、用語がわからないので仮おき)

  • Asset(資産):原作、脚本、監督、出演俳優、音楽担当、デザイナー、カメラマン

  • Strength(強み):他の映画にはなく、この映画だけがもつ強み

  • Customer(顧客):どんな人に見てもらうことを意識してつくられた映画なのか

  • SellingMessage(セリングメッセージ):この映画を一言でセールスするならなんと言うか

それでは、マンマ・ミーアのBASiCS分析です。

■BattleField(戦場、競合):

ヒューマンドラマ(親子の愛、人生)、ミュージカル映画

■Asset(資産):

全曲ABBAのヒットソングでその曲を元にストーリーが構成されている、という通常のミュージカルの製作プロセスと全く違うところ

大女優メリルストリーブ出演

舞台演出家フィリダ・ロイドが監督(映画監督としては初)

■Strength(強み):

若い人でも一度は聞いたことのあるABBAの曲を背景にストーリーがテンポよく展開されていく。映画でありながら舞台の躍動感と迫力がそのまま伝わってきて、映画の表現をはるかに超えている。

特に注目なのは、ドナ(メリル)の若い頃のイケイケ時代を懐古する「ダンシングクィーン」で踊りまくる、ドナとダンス上手なオバちゃんたちの圧巻のダンスシーン。仕上げはみんな海にドッボーン!と入る。(お約束のシーン)それと、ドナの親友ターニャが若い男の子を適当にあしらう、大人の女パワー全開の迫力と艶のあるダンスシーン。仕上げは男の子たちが砂浜でバタンキュー!(これもお約束のシーン)。

舞台でよく使われる手法が映画の中でうまく活用されていて、見ているものも安心して楽しめる。非常にいい意味での予定調和が多く見られる。

メリルストリープが全開。キレがよくてこれまでに無い最強の演技をみせている。本人も楽しんでやっているのがよく伝わってくる。

■Customer(顧客):

人生に疲れたひと、人づきあいに疲れたひと・・> 人生って楽しいものだと思えるようになる

なんらかの悩みをもっているひと・・> いちいち悩むこと自体がアホらしい、と思えるようになる

■SellingMessage(セリングメッセージ):

男も女も、老いも若きもみんなでハッピーになる最高傑作!ミュージカル嫌いの人もこれなら絶対に大丈夫!

総評ですが、、、

正直、ここまで面白い映画だとは思いませんでした。見ている間中ずっと「楽しい」という気持ちを持ち続けられるもの凄いパワーを持った作品です。これまでクールな大女優の印象が強かったメリルストリープの、限界をはるかに振り切った演技力と表現力に目が釘付けでした。

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